2026-W23 忙しさはあけて山と酒に遊ぶ


やったこと

後輩とウイスキーとカラオケの旅

後輩井上の車で遊びに行った。元々は職場から20分ほどの山で登山の予定だったが、いざ登ってみるとびっくりするほど呆気なく目的地に辿り着いてしまい、時間を大いに余らせる。こういうのはよくよく調べてから行かなきゃ駄目だね。とはいえ、道中、職場や仕事に対する思いを交換できたので有意義だった。

魚市場で食事

というわけで登山は早々に切り上げて、魚市場で食事。鯖と鰆のお刺身を食べる。特に鯖が絶品。姫路市家島町の坊勢鯖はサシが細かく入っており臭みもないので、シルキーかつミルキーな口当たり。ただ、魚介が新鮮とはいえ調理法などの問題なのか、もっと美味しいお魚の定食はあるよなぁと正直思う。格別安いというわけでもないので、同じ旬のお魚を適したお料理でいただけるなら地元のまるさん松本なんかの方が個人的には満足度が高い。

仕事について考える

道中の会話で、もう少しで自分は管理職になる。あるいはなってもおかしくない年齢だという話題になった。現実的な話である。私は人の上に立つとか、嫌で嫌で仕方がない。昔からずっと、自分がシニアとして他人の面倒を見ることの想像がつかなかった。年齢と同時に解消されるかと思いきやそんなことは全くなく、なるべく責任を負いたくない。ずっと何者かを探し続けていたいというみっともないモラトリアム願望は収まる様子がない。 そんな自分は異常だとは思うが、一方で誰しも本音ではそうなんじゃないか、とも思う。もちろん、責任を負いたくないってことに関しては歳を取りたくないレベルの人間の根本的な願望だろうから、いちいち言う間でもないのだけど。ただ、普通の人は現実に折り合いをつける、と言うだけのことだ。 それを私ができない原因は、私の性格がだらしないだけと言うのもあるが、あるいは他の人が責任と引き換えの報酬reward と考えているものに興味がなく、rewardだとも思えないからだと思う。例えば「自分でやりたいように仕事ができる裁量」だとか、「下の人から慕われる充実感」だとかだろうか。あるいは「一生ヒラなんて嫌だ」「同期に対して気まずくならない程度の肩書が欲しい」といった忌避感だろうか。 どちらにしろ、自分にとっては本当に人生のノイズでしかなく、これからも興味が持てるとは到底思えないものだ。いよいよ真剣に起業・転職を考える時期がきているのかも知れない。というか、もうとっくに限界を迎えていたものが、誤魔化しが効かなくなっているのかも知れない。

ウイスキーの世界を楽しむ

そんなことをチラリと考えつつも、私たちは能天気に休みを満喫し、スーパー銭湯でひとしきりくつろいだ後(低温ミストサウナが大変良かった)、井上の家でウイスキーのコレクションをいただく。 備忘録として飲んだお酒を控えておこう。

  • ニッカフロンティア Rich Blend / Japanese
  • Bushmills の黒 / Ireland
  • Busker / Ireland
  • Old Parr / Scotland
  • Tomatin Legathy / Scotland
  • Dewar’s 12 Port Casics / Scotland
  • あかし/ Japanese

アイリッシュが好きかも知れない

中でも気に入ったのがBushmillsBusker、いずれもアイリッシュだ。アイルランドは三度蒸留するのが特徴らしく(普通は二度)、そのおかげでクリアで飲み口が優しいため「女性にも受け入れられやすい」のだそう。 Bushmillsの黒1はジェントルな余韻という印象で、美味しいお水を飲んだときのような、薄皮一枚の旨みというか、舌の上で微かに変化を味わう感じがある。 Buskerはよりトロピカルな感じで、バナナを思わせるニュアンスを感じた。井上曰く女性も好きかもとのことだが、なるほどな感じだ。 井上が飲んで欲しいといったOld Parrは当人曰く「ザ・ウイスキーという味」。私にはどういうのがウイスキーらしいのかはわからないが、確かにいろんな要素がバランスよく順番に顔をのぞかせる、ちょっと遠出の海外旅行(世界一周までいかないまでも)みたいな味わいに思えた。 今回は全てロックでいただいたから、結構な量のアルコールをとった。

カラオケバーに初挑戦

後輩行きつけの駅前のカラオケバーに行ったのだが、これも結構面白かった。まあ、おじさんおばさんが、趣味として自分が気持ちよくなりにくる場所、みたいな感じで思っていた通りの場所ではあったが、こういう場所が街にあるってのを知れただけでとても良い経験だ。 カラオケバーの前は油そばを食べた。酒を飲んだ後の麺類はどうしてこうも旨いのだろう。

発達障害について考える

実は今に始まった事ではないが、自分は何らかの発達障害を持っているのではという積年の問いについて、ここ最近、少しだけ真面目に本など買って調べ始めている。私が自分に対して疑念があるのは、ADHDである。

  • もの忘れとミスが多い
  • 時間の管理ができない
  • 気が発散しやすく、すべきことに集中できない

ざっとこんな特徴だろうか。 ADHDに関心を持ったのは、職場でいよいよある種の孤立を感じたからだ。 大人で上記の特徴を持つ人自体は社会全体では実はザラにいるとは思うのだが(実際、10%近くが何らかの形でADHDの症状を持つらしい)、私のやっているお堅い仕事では会う事が珍しいからだ。みんな超几帳面で、「去年の今頃はこうだったよね」というスケジュール感を物差しとして共有して仕事をしている。2

「別に自分は自分でしかいられないのに、自分の振る舞いの特性に名前をつけることにどれだけ意味があるのか?」みたいな疑問はなくはないが、要はADHDという病名を鍵にして、自分のお仲間がどうやって世の中を凌いでいるのか(あるいは)

その他気になったこと

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なんというか、海外が舞台の翻訳小説が好きだったのと同じかもね。 現実の自分を起想させられるのがそんなに得意ではないというか。 距離があった方が没頭できる。

実は今でも日本の学園ものには苦手意識が。特に心理描写が精緻なミステリ系。 アニメくらい嘘の動物園になると割と平気。

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— わんわんお (@wanwano.bsky.social) 9 June 2026 at 07:01

真面目に答えると、わたしの場合は接続しているのに断絶しているから、かな。> 男を選ばない理由。

ムキムキの海兵隊なおっさんは、わたしの属性から遠すぎて、操作していて違和感がある。しかし、男性という同じ皿には乗っかっていることになる。 それが理由で、「わたし、こうはならんよなあ」みたいな距離感を意識させられるのが苦手、みたいなね。

これがぴちぴちの女の子だと、「わたしは絶対こうならんな!」とすっぱり割り切れるというか。

— わんわんお (@wanwano.bsky.social) 9 June 2026 at 06:54

魔法少女とかエヴァンゲリオンとかを好む層は好きなのかも 知らんけど 戦後の日本人は成熟した男性像のロールモデルを持たないのではないかな 自分は父親の存在感が薄い家庭で育ったので逆に普通の日本人の感覚がわからない

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— 1610 紅燈 (@1610frms.bsky.social) 9 June 2026 at 17:50

Footnotes

  1. より安価な白もあり、これもこの後カラオケバーでいただいた。酔っていたからか味についてはあまり覚えていない

  2. 元々抱いていた職場の人たちとの価値観の不和もあって(例えば私が遠いものに憧れを持ち新規性にオープンなタイプなのに対して、彼らはDomesticだったり)、孤立した感じを覚えるのだ。